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「昨日のコート、さっそく着てくれてるんですね!すごく似合います!もしかして、見せに来てくれたんですか?」 晶子さんは子犬みたいに目をキラキラさせながら、私に問いかけた。 晶子さんは、色んな面を持ち合わせている人で、忙しいくらいにクルクルと印象が変わる。 女の私でもドキッとするくらいにセクシーだったり、子供のように可愛らしく無邪気に笑ったり、凛とした存在感があったり、少しも私を飽きさせない。 「たまたま近くに用があったので…… 少し顔だそうかなって思ったんです……」 「嬉しー!ありがとうございます!今日は寒いから、そのコートがぴったりの日ですね」 晶子さんはニコニコと笑顔だが、アウターを羽織っていないせいで寒そうだ。
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