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早く店内に入れてあげなきゃ。 寒空の下で、こんなに薄着じゃ晶子さんが風邪をひいてしまう。 「少し、寄って行こうかな」 私は店内を指差しながら言った。 「どうぞどうぞ!今日は何も入荷してないので、昨日と同じ物しかないですけど是非見てって下さい!」 私は晶子さんと店内に入り、ハンカチを目で探した。 「何かお探しですか?」 晶子さんは私の目線に気付いたようで、私に優しく聞いてくれた。 「あの……、ハンカチってありますか?」 「あー、ハンカチはー……」 晶子さんは困ったように考えている。
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