頼れる存在に

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それにしても、なんだか気持ち悪いな……。 二日酔いか……。 あれ? 確か昨日―― 「惚れちゃいそうっていうか、惚れちゃったかも。……翔子ちゃんに恋しちゃったみたいなんだけど。俺」 「明日も会いに来てくれる?」 ――あれ? いつの間に家に!? ミノルさんの言葉に、私はただ黙って頷くことしか出来なくて……。 その後どうやって家に帰ったんだ?? お酒を飲み過ぎたせいだ。 何で、何で肝心なところから記憶がないの……。 バカだ。 最低だ。 私なんて死んでしまえばいいのに。 慌てて荷物を確認する。 バッグがない! どこに置いたんだろう? いつもは枕元に置いておくのに……
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