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「一昨日は私の誕生日だったの。
彼氏がサプライズで旅行に連れて行ってくれたの。
いい思い出ができたわ。
あなたの彼氏との思い出の旅行ってどこ?」
勝ち誇ったように、髪の毛を指でクルクルといじりながら、「そもそも彼氏がいたことあるの?」と言わんばかりの表情。
私はそんな時、だんまりを決め込む。
私が何を言っても、この女の勝利は確定しているんだと思うと、言葉を発する事すらバカバカしく感じる。
「あなた、もしかして処女?」
コノヤロウ…
本当に、本っ当に
下品で無礼で嫌な女。
「処女なんだぁ~
まぁ、そうでしょうね」
首を絞めてやりたい。
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