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するとスーツ君も立ち止まり、振り向いた。
きっと彼はエスパーだ。
逃げようとしているのがバレてしまったのかもしれない。
緊張で髪の毛が逆立つような感覚に陥る。
「どうしたの?着いたよ?」
「ふぇ!?」
見上げると、
CLUB rainbow
と書かれた看板があった。
どうやら私の考え過ぎだったようだ。
rainbowと書かれた看板はとても上品で、春を売る店のようにピンクのテカテカでアニメタッチの女子は描かれていなかったから。
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