天才投手 復活のマウンド

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西沢「木田は練習でいいバッティングしてたからな。尾崎も木田と同様になかなかいい振りだったし、これならイケると感じたからだ」 西沢は次郎と木田の二人の顔を見ながら、理由を率直に言う。 杉下「でもいきなりクリーンナップって言うのは・・・」 杉下は他の二年三年の事を考えると、そんな理由では未だに納得出来ない。 西沢「俺も最初はそう思ったが、練習試合なんだし試してみようと思ってな。将来的に中軸を打てるかどうか」 西沢は今の三年が引退したときの事を見据えての事だった。 西沢(ほんとは杉下以外、中軸を任せられる人材がいなかっただけなんだけどな・・・) これが本当の理由だったが、それは胸の内に入れておいた。 木田(期待されてんだな・・・) 一年生の木田にとってはプレッシャーがかかる。 尾崎(頑張らないとな!) 次郎はより気を引き締めたのだった。
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