天才投手 復活のマウンド

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次郎が右のバッターボックスに入った。 上田(尾崎か・・・。さっきの投球を見る限り、こいつは要注意だな) さっきのピッチングを見て、次郎はただ者じゃないと思い、上田は心の中で警戒心を強める。 上田は一球目、二球目と外角に外すボール球。 カウントはノーストライク、ツーボールとなった。 尾崎「勝負してほしいな~上田さん」 次郎は挑発まじりで、マウンドの上田に向かって言う。 上田「逃げる気はないさ」 上田は呟いて投げた球は、内角高めへの真っ直ぐ。 ストライクとなり、逃げはしないという上田の意志の表れだ。 尾崎「そうこなくっちゃな!」 待ちに待った勝負に、次郎は笑みを浮かべながら構える。 四球目は真ん中低めをレフトへファール。 そして注目の五球目!! 尾崎(次はカーブで来るはずだ!) 次が勝負球で来ると見て、次郎は決め球であるカーブで来ると予測する。 上田は笑みを浮かべながら五球目を投げた!!
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