天才投手 復活のマウンド

14/15
前へ
/3000ページ
次へ
気合いを入れた木田に、上田の切り札であるカーブに迫る! 木田もミートを意識して振っていく。 だがボールはキャッチャーのミットに収まった。 結果的に木田は空振り三振。 木田「くそっ!!」 悔しそうに地面にバットを叩きつけた。 ベンチに戻り、木田は尾崎に元気なく話しかける。 木田「悪い。なにも出来なかった・・・」 打てなかった自分の無力さに、木田は歯を食い縛る。 尾崎「なに言ってんだ!一生懸命やってくれただけで十分だよ」 チェンジになり、次郎は木田に優しくそう言うとマウンドに向かった。 木田「尾崎・・・」 次郎の励ましに、木田は気持ちを切り替えて守備に就く。 そして両者三回を三人でキッチリ締めた。 いよいよ四回表、次郎は簡単にツーアウトを取って、先制弾を浴びた四番の安仁屋を迎える。
/3000ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2894人が本棚に入れています
本棚に追加