天才投手 新人対決!!捕手との信頼関係

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いよいよ5月に入った。 春の陽気でポカポカ暖かくなり、野球のやりやすい季節となってきた。 平日の放課後、西沢は部員を全員部室に集めて話をしていた。 西沢「今週の日曜に練習試合をやることになった!」 西沢はみんなに日曜の予定を告げる。 木田「練習試合!?どことですか?」 試合と聞いて、木田がワクワクしながら尋ねた。 西沢「河原一中(かわはらいっちゅう)だ。しかし今回はただの練習試合ではない!」 西沢はいつもよりも真面目な顔つきで言う。 尾崎「ただの練習試合でない?」 次郎はその言葉が引っ掛かった。 他の部員も同じように引っ掛かり、不思議そうな表情で西沢の言葉を待つ。 西沢「新人対決だ!どちらも一年生主体でオーダーを組むことになっている」 西沢は一年生を中心に顔を見渡す。 西沢「今回は一、二年生でオーダーを組む。悪いな三年生、引退したときの為に試したいんだ」 今回は三年生の出番がないので、西沢は三年生全員に申し訳なさそうに言う。 杉下「分かりました。三年生抜きでのコイツらが、どこまで出来るか楽しみですね」 杉下は納得したように笑顔で返す。
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