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「だりぃ~、なんか腹減った」
「え、じゃあ食べに行こうよ」
「やだ、金いるし。
ロー○ンで十分だよ」
「え~コンビニやだ。
あたしがお金出すからさ、パパが昨日お小遣いくれたから」
「うぃ~」
僕が悪い!?僕が悪いのかな!?
いつもこんな調子でかったるい会話から奢ってもらっていたのです。
拳法もやってたし、応援団をやっていた僕のボディラインは細くはありません(太くもありませんよ!?)が、完全にヒモでした。
でも、たまに僕も奢ってあげたよ?ラーメンとか。
あっちはロイホとかなんか庶民的に割と高価な店ですが。
学校では先生に呼び出しくらいーの。
なぜって中三に手出しちゃまずいだろ、って言われて。
「年齢関係あるんスか?
40で30の妻もいるご時世に?」
とかマジに言ってみましたが、話が違うだろ、って言われてしまいました。確かにね。
後日別れました。色々めんどっちかったなぁ。
そんなある日、僕が街を別の彼女と徘徊し、林立するビル群のちょっとコジャレたレストランで食事をし、
なんかたまたま見かけた占いの館で占ってみると、
「あなた、将来ヒモになりそうですね」
って、うぉぉぉい!
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