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服の中からこんにちは
夏の出来事です。
僕はゴース○バスターに出てきたマシュマ○マンのお化けTシャツを着ようと自室に向かいました。
ハンガーにかかっている服の中からこのお気に入りの服を着ていざ行動開始。
行動開始とか言っても全然予定とかなかったんスけどね。
とにかく服を着なければただの変態です。
僕は服を着ました。
その時に聞こえた「ヴヴヴ」という音。
僕はそのとき「あ、あのナイロンだとかアイロンだとか書いた札?的なやつが肌でこすれて音がしてるんだな」
とマジにそう解釈していました。
ちょうどお昼時です。
お腹も減りました。
レッツCOOKING!!!!
フライパンを出して「ヴヴヴ」
醤油をとりだして「ヴヴヴ」
冷蔵庫をあけて「ヴヴヴ」
なんか脇?を動かす度にヴヴヴって音が聞こえます。
さ~、こっからが問題だ。
さっきまでは動けばヴヴヴだったんですが、何かおかしいと思って動くのを止めました。
音も止まりました。
あれ?おかしいな。
そう思ってちょっとだけ腕を動かすとヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!!!!!
うおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!
なんじゃこりゃあああああああああああああ!!!
ぱにっくぱにっくぱにぱにぱにっく
直感で虫だと思いました。
で、いざ服を脱ごうって考えたんスけど、もし脱いだ時に虫が顔面にきて、顔を刺されたらどうしようか。
脱ぐのはダメだ。
今閉じ籠めておかないと。
でもこの中にいる虫がいつ俺に危害を加えるかわかったもんじゃない。
こんな羽音をさせるようなヤツは絶対に大きい。しかも針をもっている。
危険だ。
僕はもう何がなんだかわかんなくなって、服の上からその虫をこすりまくって圧死させる計画に出ました。
服は洗えばいい、僕も風呂に入ればいい。
ゴシゴシゴシ!!!
必死になって体中をこすり……そしてポテっと服から落ちてきたのはなんと巨大な蜂!
「セーーーフ!」
とか大声で叫んでました。
何がセーフなのかは知りませんが、
とにかくセーフです。
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