宗教少女・序

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「あっ!」   「はい?」   「こないだの!」   「あぁー……」     誰ですか?とりあえず僕も知ってますよ的なノリで相槌をうってみた 「覚えてます?」   「おぅ……」     だだだだだだ誰だっけぇ!?他学部で知り合いなんていないぞ俺は!     必死で頭を回転させるも思い出せず、あいまいな言葉しか出ないところへ彼女は、 「食堂で、ホラ。あの時」     じわじわ思い出してきた!アーッ!あの時の使徒!じゃなくてカワイコちゃん(死語)     「おぅ。覚えてる覚えてる」   「お久しぶりです」     笑顔もまたカワイユス。っつか何故に低腰姿勢。その姿勢、良し と、ここで改めて自己紹介をし合い今日の昼飯どうする?みたいな流れにもっていきました そこでアドレスをゲッチュりんこしバイバイ ほわほわした表情で「よっしゃー大学生活レッツenjoyじゃい」と心の中で妄想を抱く日々を過ごしておりました     間違いだったと気付くのは一年後くらい 彼氏が出来たとかで連絡が途絶えて半年近く すっかり存在を忘れ去っていた頃に一通のメール到来 「休みに暇だったら、一緒に遊ばない?」     イッツァアグレッシブ!! 「おけー。いつでもえぇから連絡して」    とメールを送ったのはいいが返事は来ず。メールのやりとりをした事すらすぐ忘れる僕は遊ぶ約束も忘れてしまいましたダッハハ それからまたまた日が経ち、またまた来たよ連絡が。今度は電話でだ! しっかーし、どうにも内容が変だ。開口一番、     「コネ子猫君は、選挙とかに興味ある?」     ……はぁぁぁあああ?×π    
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