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「あ~はいはいあたしが悪かったよぉ。」
美依はココアを一気に飲み干し,近くにあったリモコンを手にしてテレビをつけた。
一番最初に流れてきた映像で,子猫特集をやっていた。
「うわっ!!」
美依は危うく口にしていたココアを吹き出しそうになった。
「どうした美依?」
和也は美依の視線の先にあったテレビを目にして困った顔をして笑った。
「相変わらず猫が駄目なんだね。」
和也の言葉に,美依はゆっくりと頷いた。
―落ち着け~。これはテレビだよ自分!!
テレビの中の子猫が鳴き声をあげると,美依は体をびくつかせ,急いでチャンネルを変えた。
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