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「…っっ!!」
わけもわからないままもみくちゃにされた美依はその場で気を失ってしまったのだった。
その後,近所のおばさんが起こしてくれて家に届けてくれたのだった。
―あれ以来駄目なんだよなぁ…。
美依はその時の事を思い出し,鳥肌が立った。
「もう美依ちゃんも大きくなったんだから大丈夫だってぇ。」
千夏はおかずを詰め終えた二つのお弁当をテーブルの上に置いた。
「無理無理!こわいもん。」
美依は食器を台所にさげ,鞄に弁当を入れて曲がったリボンを直した。
「じゃあいってきまぁす!!」
玄関を出た美依は同じ制服をまとった高校生達を見た。
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