第一話

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「ねぇ,なんかあたしたち見られてる?」 美依の問い掛けにその場にいた友達は全員呆れ顔で深いため息をついた。 「あんたさぁ~,いい加減自覚したら?」 「はい?なにが?」 席に座っていた友達は勢いよく美依に指を指した。 「美依,みんなあんたの容姿が気になってこっち見てるんだって!!」 周りにいた友達もそろって頭を縦にふった。 当の本人は友達の指摘を理解出来ず,たださされた指先を見て固まっていた。
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