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不思議そうに周りをチラリと見る。三人共慣れているといったように堂々としている。
「煩え…」
うざったいという感情が露わにされたような表情をしながら千昭が呟く。
「まぁまぁ…仕方ないって。これもRクラスの宿命って奴?」
(Rクラス…。そんなにクラスがあるのかな?)
不思議そうな七瀬に恭也はニコッと微笑んで小声で告げる。
「説明はあとでしてあげるからさ」
それから、周りの生徒に騒がれながら四人は校舎に入って行った。
(豪華…)
何もかも豪華過ぎて目が眩む程だった。
入った直ぐのエントランスのような場所は、頭上にアンティーク調のシンプルなシャンデリアがある。
土足の学校らしく、床はカーペットのようなものだった。
この校舎は、2階建てで、中庭もある。結構横長い校舎。校門側にHR教室があって、一階は中等部、二階はクラスの多い高等部と広い図書室。
校舎の出っ張りの一階は事務室。二階はコンピュータA、B教室。演習室が沢山あり、毎年場所が変わる。
校舎の説明を恭也がする。
「さあ、着いたよ。ここがRクラス」
校舎の奥に進んでいくと白塗りで金の縁がついてる扉に行き当たった。
ドアを開けると、この学校ならではの階段教室。中には数人の生徒がいた。
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