その後
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頭を軽く叩かれてぼくは目を開ける。 おじいさんが笑顔だ。 「鮎が焼けたぞ、一緒に食べようか」 鮎を串から外して、ぼくの前の皿に置いた。 おじいさんのは塩がかかっていたが、僕のにはかかっていなかった。 多少考慮してくれてるのだろう。 大変ありがたい。 ぼくは焼きたての鮎に噛り付いた。 忘れていた。 ぼくは熱いものを食べれないことを。
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