その後

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「ヴゥー…」 ぼくが唸ってると 「かっかっかっ、やはり猫は猫舌か、しかたないの」 と、いってぼくの鮎を持って行かれた。 ああ… さようなら、ぼくの鮎 などと考えていたら、おじいさんが帰って来た。 ぼくの鮎をほぐしてくれた。 そして、扇風機の前に置いて熱さをとってくれた。 「ほら、これならお前も食べれるだろう」 と、言ってぼくの目の前に差し出した。 ものすごくうれしかった。
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