久しぶりの再開

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今思えば、ぼくは前のご主人に何をされた?子供の横に居させられたんだ。 そして、太った男はニタニタと笑いながら、ぼくをハエタタキみたいなもので叩いたりされた。 今思い直せば、ぼくは子供がご主人だったのかな? ぼくはただ単に、ご飯をくれる人=ご主人という公式があった。 でも、今思った。 子供のほうがぼくとずっと一緒に居てくれた。 小学生としては普通ぐらいの身長の男の子… いや、相手がこちらに気がついてくれるだろうか? ぼくも成長したし…外見は自分ではわからないが多少変わったつもりだ。 ぼくだと気がついてほしい。 その一心でぼくは走った。
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