朦朧

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朝食の準備をしようとキッチンに向かおうとすると             「待って、手伝っ」     直後、ドサッと、何かが落ちるような音       気になって、振り向くと、床に寝そべる零の姿が目に入った             「零?どうしたの、零?」   呼んでも反応がない       ピクリとも動かず、呼吸が早く 起こそうと零に触れると、熱く、額には汗が滲んでいる   体が熱を帯び、意識を失っていた               タオルケット一枚で廊下に寝るからだ       全く、何故こんなにも、手を煩わせる? わざとじゃないかと思える程に       しかも、何故、下半身は裸なんだろう?        
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