朦朧

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このままだと、僕の体で、零を潰すことになるから、止めて欲しい             「起きたら、退いて」     「何で?」     「零が熱を出した。風邪を引いたみたい」             そこで、ようやく義隆は、隣に零が居ることに気がついたらしい     起き上がると、横にいる零に視線を移す         「風邪ねぇ。何処にいたんだ、この餓鬼?」     「廊下。それに、何故、零は下半身裸で、義隆は上半身裸で居る?」     「は?」   義隆は、口を開けて一言言った後、急に笑い出した   「はははっ。アキ、お前最高」                 僕は別に、褒められるような言葉を発してはいない     相変わらず義隆の言葉には脈絡がないと思う        
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