215人が本棚に入れています
本棚に追加
このままだと、僕の体で、零を潰すことになるから、止めて欲しい
「起きたら、退いて」
「何で?」
「零が熱を出した。風邪を引いたみたい」
そこで、ようやく義隆は、隣に零が居ることに気がついたらしい
起き上がると、横にいる零に視線を移す
「風邪ねぇ。何処にいたんだ、この餓鬼?」
「廊下。それに、何故、零は下半身裸で、義隆は上半身裸で居る?」
「は?」
義隆は、口を開けて一言言った後、急に笑い出した
「はははっ。アキ、お前最高」
僕は別に、褒められるような言葉を発してはいない
相変わらず義隆の言葉には脈絡がないと思う
最初のコメントを投稿しよう!