逸平 23歳

8/10
前へ
/16ページ
次へ
時間が断つにつれてお客が増え、マスターは俺と話してる暇が無くなり、忙しくシェイカーを振っている。 だいぶ酒も進んでホロ酔い気分の俺の隣に、30歳半ばくらいのサラリーマンが座った。 カウンター席なんだから、知らない人が隣に座るのは当たり前の事だ。 俺はさほど気にせずに飲んでいた酒を飲み干した。 「マスター!同じのおかわりー!」 「はいよ~!」 高田先輩の影響でバーボンを飲むようになった俺は、最近はいつもこれだった。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加