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「・・・・ここだ。」
美桜の目の前には小さな楽器店があった。
ショーウィンドウには様々な金管楽器が並べてあり、太陽光を浴びてキラキラと光っていた。
カランカラン
「お・・邪魔しまぁす。」小声でそう言いながら楽器店の扉を開く。
店内はこじんまりとしていて、大きいピアノが一台、店の真ん中に置いてあるだけだった。
その横で美桜と同年代くらいの男の子がヴァイオリンを弾いていた。
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