†第二章†

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龍也に腕を掴まれたまま百合が着いた場所は 和也と百合がいつも内緒で会っていた理科室だった 理科室に入ると百合は龍也に掴まれていた腕を振り払った 百合『学園創立記念パーティーに発表するなんて聞いてないっ!!!』 龍也『これはもう、俺がお前の婚約者になった時から決まってたことだ。』 百合『そんな…っ!!』 黙り込んでしまった百合に近づき龍也は耳元で呟いた 龍也『文句があるならお前の父親に言えばいい。 お前があの人に逆らえるならな… それに…』 『お前に…拒否権なんて無い。』 龍也はこの言葉を言い残し理科室を出て行った .
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