†第十六章†

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この顔、どこかで… そう思って、男たちを見ていると隣の男が 『なぁ、二階堂財閥の二階堂百合じゃないか?』 そう言った男の言葉に腕を掴んでいた男がニヤリと笑い 『二階堂財閥か。俺、原田建設の原田春樹。よろしく』 そう言った男はそう言うと腕を離した 原田建設は、大きな会社で海外にも会社を置いてるところだ どうりで見たことがあると思った 百合『よろしく。それで、私に何のご用ですか?』 春樹『いや、一人でいる女の子がいるから声を掛けたんだけど、二階堂財閥のご令嬢だったとは…』 原田さんの横にいる男は止めようなどと焦っている様子だったが 彼は聞く耳をもたずといった様子で私に話しかけてくる 原田『もしよかったら一緒に回らない?』 百合『いえ、折角のお誘いですがお断りさせていただきます。これから用がありますので』 丁寧に断るもなかなか引いてはくれなくて、困り果てていると 『何してんの?』 _
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