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ふわりと爽やかな香水の香りとともに、私は引き寄せられていた
春樹『お前は…』
原田春樹は私の頭上を見上げ、呆然としてる
龍也『俺のに何か用?』
そう言って、私の腰に回ってる腕に力が入る
困っていた私を助けてくれたのは龍也だった
頭上から聞こえる声は感情なんか分からなくて
今、龍也がどんな表情なのかさえ分からない
春樹『鳳財閥か。いや、ただ学園内を案内してもらおうと思ってさ』
龍也『案内? あぁ、確か原田建設の息子はこの学園より一つランクが下の学園に通ってるんだったか?』
そう言った龍也はクスクス笑っている
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