†第十六章†

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龍也『お前、口にクリームついてんぞ。』 ガキかよ なんていいながらふっと笑うと、手を伸ばして私の口元を拭った その指を自分の口に持って行きペロリと舐めた 百合『なっ!? 何して…っ』 口をパクパクさせる私をみて、魚みてぇなんて言いながらハハッって笑ってる あんなのされたら誰だってこうなっちゃうよっ! 真っ赤な顔を俯かせる私の頭を叩くと龍也が立ち上がった 龍也『そろそろ移動すんぞ。何か腹減ったし』 立ち上がり、伸びをする龍也の隣に並んだ 龍也『俺、焼きそば食いたい』 そんな話をしながら私たちは屋台のある広場へ歩いていった _
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