†第十六章†

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百合『すごい人だね。』 色んなお店が並んでいる広場には 驚くほど人がいた 龍也『めんどくせぇ…』 人混みが嫌いな龍也は沢山の人たちに顔を歪めた それでも前に進もうとする龍也 なんだか離れちゃいそうで、必死に龍也に付いてあるいた 百合『っ…!』 龍也『お前、離れんなよ。』 必死な私に気付いた龍也は苦笑いをして 私に手を差し出した 龍也『迷子になられても困るからな。』 そのまま私の手を取り、しっかり握り締めると 前を向き歩き出した -----トクンッ…トクンッ… なんだか不思議な感覚に、胸を押さえた _
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