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百合『すごい人だね。』
色んなお店が並んでいる広場には
驚くほど人がいた
龍也『めんどくせぇ…』
人混みが嫌いな龍也は沢山の人たちに顔を歪めた
それでも前に進もうとする龍也
なんだか離れちゃいそうで、必死に龍也に付いてあるいた
百合『っ…!』
龍也『お前、離れんなよ。』
必死な私に気付いた龍也は苦笑いをして
私に手を差し出した
龍也『迷子になられても困るからな。』
そのまま私の手を取り、しっかり握り締めると
前を向き歩き出した
-----トクンッ…トクンッ…
なんだか不思議な感覚に、胸を押さえた
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