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龍也『もういいだろ。帰れよ』
ナオ『まぁ、酷い扱いね?
そうだ、会ったついでに良いこと教えてあげる。』
綺麗な指がスッと龍也に近付いて
龍也の顔に口を近づけで何かを話している
私にはその声は聞こえなくて
何を言っているのか分からなかったけど
少しずつ、龍也の表情が歪んでいくのは分かった
その光景を見ているしかない私は、2人が離れるその時間まで
ただ立っているしなかなった
ナオ『じゃあね、龍也。気が向いたら連絡して。
番号は変わってないから』
そう言い、あの冷たさを感じる微笑を残して
彼女は人ごみに消えていった
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