「弁当」

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そんなことを悶々と考えてたらあっという間に4時限目が終わり、気がつけば僕らを昼休みへといざなうチャイムが鳴り響いた 気がつけば、とは言っても授業を全く聞いていないという訳ではない 歴史の先生が 「伊集院光は昔、三遊亭楽大という名の落語家だったんです」 という、あまりにも微妙すぎる歴史をわざわざ黒板に黄色いチョークを使ってまで説明していたところはちゃんと聞いていた ちなみに先生が書いた伊集院光の似顔絵がチョークで描いたとは思えないほどリアルすぎて怖いと泣き出す女子が現れたため、授業が一時中断された 伊集院光が可哀想すぎる
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