図書館警察。

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周囲の証言では、もし私と長官が廊下等ですれ違うものならば、周辺数百メートルは暗雲が立ち込め、雷鳴轟き、風は煌々と吹き荒れるらしく、それはさながら、「川中島の戦い」の上杉謙信と武田信玄といったであろうとの事だそうだ。 とにかくそれほど折り合いが悪い。 私は一介の文弱少年で、特にやましい所がないにも関わらずこの仕打ちである。 げに誠もって許せん奴だ。 「不具戴天」の敵である。
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