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バンッ
裏口を勢いよく開ける
幸いにもゾンビ共の姿はない
目の前に塀があり
周りは木や草で塞がっている
逃げ道はないと思ったが
スザク「よし、ユフィ屋上に上がれ」
ユフィ「え?屋上!?」
スザク「いいから、早くしろ」
訳も分からす
壁から出ている
梯子を登り始める
ユフィが登り、後にスザクも登る
ユフィ「どうすんだよ!?」
家の右端に向かう
スザク「……これしかない」
約2メートル先にマンションの
ベランダが見える
下はゾンビ共が
家の壁と塀の間で
今か今かと手を伸ばし
待ち受けていた
ポケットから携帯を取り出し
フタバに電話をかける
何回かコールが鳴った後
フタバが出た
フタバ「遅いぞ!!大丈夫か!?」
スザク「あぁ、ユフィも無事だ…
今から言うことをよく聞けよ」
フタバ「なんだ?」
スザク「隣のマンションに飛び移る」
フタバ「馬鹿ッ!!死ぬ気か!?」
フタバの怒鳴り声が耳に響く
スザク「それしかないんだ!!
マンションの前で待っていてくれ」
フタバ「……必ず来いよ」
スザク「分かってる…」
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