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通話を切り、距離を取る
ユフィ「なぁ、まさかだよな!?」
ユフィが不安げな目で見つめる
スザク「そのまさかさ…」
そう言い、マンションに向かって
一気に走り出す
ダンッ
体が宙に舞う
重力から解放された体は
曲線を描きながら
ベランダへと向かう
ズシャァ
転がりながらも
なんとか着地に成功した
スザク「ふぅ…」
安堵の息を吐き出し
立ち上がる
スザク「ユフィ!!飛べ!!」
ユフィ「無理だって!!」
脚を震わし、立ちすくんでいる
スザク「俺が受け止めてやる!!」
ユフィ「そんなこと言ったって…
無理なもんは無理だよ!!」
スザク「ユフィ、お前なら出来るさ
自分を信じろ、俺も…お前を
信じてるから!!」
ユフィ「スザク…」
顔を上げスザクを見る
真っ直ぐな視線で
ユフィを見つめていた
正確にはユフィの後ろだった
スザク「ユフィ!!後ろだ!!」
ユフィ「え?後ろ?」
振り返るとゾンビが
梯子を登ってきていた
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