†Prologue†

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「…光司…」 「何だよ?しけた顔してんなぁ?」 「…お前…どうして…」 「結局、お前はチビのまんまだなぁ。」 そう言って、あの頃と変わらぬ笑顔を浮かべる。 痩せた顔に笑い皺が浮かぶ。 長身で痩せた身体にコートは大きすぎる感じまであの頃そのままだ。 「チビで悪かったな。あれから一センチも伸びなかったよ。けど…どうして…」 「やっぱり?」 光司はまた笑い皺を作る。 「お前は……十年前…死んだんじゃないか…」 †††
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