揺れる想い

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「真由最近 綺麗になったね?化粧品変えた」会社の同僚達にも 言われる事が多くなった。 「まあね そんなとこかな 寝る前にマッサージしついるせいかな」まさか 出会い系サイトで知り合った男性とのメールのためとは言えなかった。隠し事はしたくない性格だが公に話す事は出来ない。携帯にメール受信の✉マーク もしかして悠貴?すぐに受信ボックスを開く。「真由 明日の晩空いてる?」 それは リカからのメールだった。リカは今日本社に研修で出向していた。くるはずないよな 仕事中だし。言葉では言い現せない寂しさに真由はため息をつく。(空いてるけどなあに?)リカに返信する。(この前約束していた イタリアンの店の予約がとれたの。行けるよね?もう予約しちゃったんだから 断るなんてないよねぇ」最近 友達と食事をすることもなかったから行きたくないわけではない。(詳しい 時間わかったら またメールして…)リカと出かけると その晩は悠貴とメールが出来ない。真由はそれだけが気掛かりだった。 今夜 彼に話そう。毎晩欠かさず 今は日課となった悠貴との メールデート❤ 一晩出来ないとしたら 彼はどう思うだろうか?友達と食事に行くの。信じてくれるだろうか。 他の男性と食事するなんて思われたりしないだろうか。それが心配だった。考え過ぎだよね。メモリーの1番に登録された悠貴のアドレス。今は 掛け替えのない大切な人。 悠貴という文字を指でなぞった。「篠田くん これコピーしてくれないか」課長の声で我に返り 深いため息を一つ「はい わかりました。」コピーくらい自分でやればいいのに…。真由は 机の引き出しに携帯をしまい重い腰をあげ 仕事に集中しょうとした。
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