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『フォッフォッ
そう威嚇するでない。
ワシはお前の敵ではない…』
そう言いながら僕の前に現れたのは、サンタみたいな人だったニャ。
「ゔ〰」
いきなり現れたモジャモジャ白ヒゲの巨人にまだまだ威嚇していたニャ…
『フォッフォッフォッフォッフォッ…
元気な猫じゃの~』
「ニャ!?」
呆れたように笑う、サンタみたいな人にまだまだ威嚇する僕。
『…いきなり本題にはいるが…
お前さん、さっき何を考えておった…?』
さっき…?
さっきは僕が愛空ちゃんを鍛えなおしてやりたいって…
それで今までの愛空ちゃんの悪事を…
『そうじゃ…
お前さんはお前さんの飼い主を鍛えなおしてやりたい… そう思っとったな?』
…!?
このサンタみたいな人、僕の心読んでるニャ…!?
まだまだ威嚇する僕。
『だからそう威嚇するでない。ワシは敵ではないと何度も言っておるだろう』
…いや、まだ二回しか言ってませんよサンタみたいな人…
という密かな突っ込みはまた後にして…
『…まだ威嚇するならお前さんの体をワシが支配しちゃうぞ?』
と言ったので、ようやく僕は威嚇をやめたんダニャ。
『フォッフォッフォッ…
素直でよろしい。
…ところでさっきの本題は覚えとるかな?』
「ニャァ…(覚えているけど…あんたは誰ニャ!?)」
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