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「りなおかえりー」
ちょこちょこと二歳半になった弟が玄関に走ってきた
「ただいま」
抱き上げると小さな手で握る、お気に入りのミニカーをくれた
そのまま茶の間に行くと
「おかえり。何で連絡くれなかったのさぁ。ご飯の準備するから先にお風呂入りなさい。」
茶の間のソファーに酔っぱらって鼾をかいて寝ているお父さんが居る
酔っぱらって寝ていれば今日は何も起こらない
安心した。
時計が十時を回った
「ゆうだいずっと寝ないでりなのこと待ってたんだよ。」
制服を掛けて
脱衣所に行くと弟がついてきた
「ゆうだいも入る」
「あんたもう寝ないとダメだわ。」
それでも弟は脱衣所のドアの前から動かない
お母さんはご飯を作りながら
「ゆうだい今日お風呂嫌がって入って無いから、温まらせるだけ入れてあげて。」
脱衣所のドアを開けると喜んで入ってきた
服を脱がせてお風呂に入った
体にお湯をかけ湯船に入れた。
私が頭を洗うと手伝ってくれた
「はい、もう良いよ。ありがとう。」
男の汗が染みて汚いから触らせたくなかった。
弟の体も洗い、湯船に浸かって二人で10数えて上がる。
「上がったよー」
体を拭いてあげて脱衣所から出した。
私はまたお風呂に入り暖まる
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