浮遊

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自分自身が歪み始めたのはこの頃からだったのかもしれない 好きな人とはこれ以上の関係になれないし、なりたくない 愛するという領域に入ることが怖くて 背を向けたまま 気持ちはそこで成長を終えた。 ただ体の快楽だけで十分。 気持ちなんていらない。 そんな余分なもの存在しなきゃ良い。 そう思うようになっていた。 一晩きりの関係が私にとってベストだった 彼氏という存在とセックスするのがバカらしく感じて 笑えた
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