せせらぎ

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外の匂いは湿気で土臭く充満している 雨が降る。 「プルルルル、、、、」 電話が鳴った 「もしもし、あっ…りな?アヤだよ。」 「あー。なした?」 「暇してる?今からそっちいって良い?」 「雨降るよ?」 「まだ降らないうちに行っちゃう。したっけね~」 結構一方的な電話だった 特に私は何も言ってないと思う。 まあ取りあえずは来るらしい。 アヤの家はうちから1キロ以上離れた家に住んでいる 四人兄弟の二番目 兄弟上三人は女で、離れて男兄弟 うちと多少似ている。 こんな雨が降りそうなのによく遊びに来ようなんて思うなぁと 笑ってしまう 雷がだんだん近くに聞こえてきた 辺りが暗くなっていく 彼女は正気なんだろうか? 私は窓を見ながら外を見ていた。 風で窓がガタガタ揺れる
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