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しばらくして
雷は遠くなり雨も少し落ち付いた気がする
布団の上からアヤの頭を撫でた
激しい雨音が心地よく聞こえてきた
そのうちに2人は寝てしまった。
夢の中でも雨が降っていて、
合羽を着て長靴を履いて遊んでた
すごく幼くなってた気がする
1人でブランコに乗ってた。
降りて滑り台に行こうとしたら
目が覚めてしまった
アヤはまだ寝ている。
電気はまだ付かない
雨はさっきより大人しいが激しく降っている
私は机に向かい、目をつぶった
アヤは今の彼氏と結婚するんだろうか？
したいと思うんだろうか？
彼氏なんて居て楽しいんだろうか？
私も居るには居る。
同じ学校で隣の隣のクラス
2週間以上連絡もしないし話しもしない
帰る方角は正反対だ
アヤの彼氏も同じだ。
でもあの２人は毎日話をしている。
いい加減飽きないんだろうか？
それほど好きなんだろう。
どんな感じなんだろう？
全然分からない。
好きになる気持ちは分かるけど
相手に好きになってもらいたくはない。
向き合うのが面倒だから…
いや違う気がする
恐れてるのかもしれない
素直に人を好きになること
愛し愛されることを
多少期待しているのかもしれない。
新しい刺激として待ち望んでいたのかもしれない
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