ヘドロ

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「……あっ…うっうぅっ」 「…きっ…君、すごくいいねっ…」 ───早く終わればいい─── 「いっ…イク…よ…」 ───勝手にすれば良いじゃん─── 緩く固くなった物が体の中で行ったり来たりしている もう気持ちいいんだか悪いんだか分からない 私はもう満たされることが無くなってしまった 「私も…イッちゃうっ…」 「一緒に…イこう…!!!」 何でみんな一緒にいきたがるんだろう 訳わかんない。 動きが止まりかぶさってくる男の重みを感じる 苦しい、、、 追いやるように体から突き放した。 相手の汗が自分の体に浸透していくような気がした すごくイヤだった すぐにシャワーで流して制服を着る。 「送ってあげるよ」 三枚ほど紙切れを受け取って 「結構です、私寄らなきゃいけないところありますし、電車で帰らないと親が待ってるんで。」 これ以上は一緒にいたくない 何でだろう、、、 満たされない ぜんぜん満たされない。
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