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藤堂さんとの出会いは昨日のことだ。
幼なじみの優也の恋人一ノ瀬を捜す為にマンションにいた時に出会った。
藤堂さんは両親の事故の原因となった相手の弟だった。そして一ノ瀬の依頼で優也の護衛役をしたり一ノ瀬の看病までしていた。
その話を聞いた後、藤堂さんは『全てがうまくいったら話しがあるんだ』といい今ドライブに連れて行かれてる…。
優也と一ノ瀬は再会を果たし全てうまくいったから…。
(俺はこのままどうなるんだ…まさか金でも請求されんのか…?)
顔面が蒼白になっていくのを感じた…。
「信一君?気分でも悪いの?僕運転下手かな…」
「だ…っ大丈夫です」
(下手なんかじゃない…ただ藤堂さんの笑顔が妙に怖いだけ…)
「もうすぐ着くから我慢してね」
「はい…」
頭の中で『ドナドナ』のメロディが流れた…
(どうなる俺?!)
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