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走りまくってやっと来た路地裏。
そこにはまだ裕真くんの姿はなかった。
まだ来てないのかな?
それともすでに帰っちゃったとか?
まぁ、いいや。
疲れたから少し休もう…。
丸くなって再び眠る体制になったその時。
「クロ太ー?」
「ニャ!」
裕真くんの声だ!
私はがばりと起き上がった。
さっきまでの眠気はどこへやら。
急いで毛づくろいをして裕真くんのもとへ駆け寄った。
「お、今日は元気そうだな!」
「ニャアァー」
裕真くんといる時の私はいつでも元気だよ♪
私は甘えるように裕真くんにすりついた。
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