猫×人間

3/9
前へ
/147ページ
次へ
走りまくってやっと来た路地裏。 そこにはまだ裕真くんの姿はなかった。 まだ来てないのかな? それともすでに帰っちゃったとか? まぁ、いいや。 疲れたから少し休もう…。 丸くなって再び眠る体制になったその時。 「クロ太ー?」 「ニャ!」 裕真くんの声だ! 私はがばりと起き上がった。 さっきまでの眠気はどこへやら。 急いで毛づくろいをして裕真くんのもとへ駆け寄った。 「お、今日は元気そうだな!」 「ニャアァー」 裕真くんといる時の私はいつでも元気だよ♪ 私は甘えるように裕真くんにすりついた。
/147ページ

最初のコメントを投稿しよう!

59人が本棚に入れています
本棚に追加