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「んだよ!!離せよ!!キモいんだよ!!」
性格上なのか
由梨は怯む事なく
男達に罵声を
あびせた。
「てめぇ…まじムカつく!!....顔はマズイな。バレたらこまる..仕方ねぇ。腹でいくか。」
男が何かブツブツと呟く。
由梨はよく聞き取れなかった。
すると、男は拳を作り、
後ろに思いっきり引いた。
もしかして殴る気...!?
とっさに
ヤバいと思った由梨は
すかさず男を
突き飛ばそうとした。
しかし、仲間の一人に
いつの間にか手を抑えられていた。
大丈夫。まだ足がある
股間を蹴って
逃げよう。
そう考え勢いよく足を
後ろに引いた
瞬間!
ガシッ
蹴ろうとした足は
もう一人の
仲間らしきやつに
抑えつけられた。
「田口さん!この女いま田口さん蹴ろうとしましたよ!!」
ニヤニヤしながら
田口と思われる男に話す
下っぱらしき男。
「おめー…どこまでナメてんのや。…仕方ねぇ。バレたらバレただ。その化粧で整えた顔、ぐちゃぐちゃにしてやるよ。」
ニヤリと妖しく男は笑った。
ぞくっ..
さすがの由梨も
その男の笑顔と
鍛えあげられた肉体に
恐怖で足が震えた。
男が拳を振り上げる。
もうだめだ。と
由梨は覚悟を決め
目を強くつぶった。
「なーにしてんの♪」
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