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「麗奈ー!!アイロン貸してっ!!」
「良いよーん★コンセントささってるカラ勝手に使って~」
その日私達は
いつもと変わらない放課後を
楽しんでいた。
この日…
貴方と出会うとも知らずに…
「ねぇね~どうする…補習」
熱っされたアイロンで
前髪を挟みながら優(ルウ)が
ダルそうに口を開いた。
「あ~…行かなきゃマズイよねぇ」そう言うと
由梨(ユリ)は
自慢の長い睫毛に
これでもか!というぐらい
マスカラを塗り始めた。
「んー…じゃあ化粧終わったら…行く??」
私の言葉に皆
渋々頷き思い思いに
化粧をし始めた。
この日…
もし補習に行かなかったら…
きっと私は貴方に
出会う事なんて…
なかったんだよね。
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