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ドタバタドタバタ!!
「ちょっ!引っ張んないでよ!」
「元はと言えば由梨がアイロンに時間くったのがいけないんでしょ!!」
「瑠優だってネイルしてたくせに!」
「二人とも!!ケンカは良いから早く行くよ!!」
時間は4時を指しており
もうとっくに補習の時間は
過ぎていた。
「やばぁ…もう始まってるよ…」
教室を恐る恐る覗くと
そこには
紙に向かってペンを走らせる
生徒達の姿があった。
私と瑠優と由梨は
後ろからバレない様に
屈んで侵入した。
「こらぁ!お前らっ!!!!」
「やばっ…。はいぃ!!」
バレたと思い
観念し
勢いよく立ち上がった。
しかし先生の
目線の先に居たのは…
私達ではなかった。
「補習に遅れるとはどう言う神経してるんだ!!!」
どうやら、私達では
なかったらしく
バレる事なく席に座る事が出来た。
血管が切れそうな程
ぶち切れてる先生の先には…
「すんませーん。」
「すいませーん。」
「ごめんちゃーい。」
やる気のない男子生徒が3人いた。
これが……
龍樹(リュウキ)。
海斗(カイト)。
彰(アキラ)。
の3人との
初めての出会いだった。
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