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「はぁ~..とりあえず座れ。」
いくら説教しても
聞く耳持たずの3人に
先生は溜め息をついた。
ダルそうに席に座る3人組。
「うわぁ…よりにもよって隣だよ…瑠優~っ」
3人組の中の一番チャラそうな人が隣に座ったのを見て
小さな声で呟き、
瑠優に助けを求めた。
しかし瑠優は私と
目を合わせようともせず
「さ、さぁて!お勉強しなきゃあ~♪」
そう言うと
わざとらしく
ノートを開いて何か書き始めた。
このやろー!いつからお前は
勉強熱心になったんだぁ!!
心の中で瑠優を憎んだ。
すると
「ねぇねー!お隣さんだね♪よろしく☆君みたいなかわいー子!初めて見た~!何組ー??つうかタメ?つーかメアド教えてよっ★」
隣に座った見た目も中身も
いかにもチャラそうなチャラ男が
マシンガントークしてきた。
「…瑠優ーっ」
再び助けを小声で求めたが
瑠優は
ニコッと微笑んで
再びノートを書きはじめた。
今度から絶対アイロン貸さないんだから!!!この裏切りものーっ!
呑気にノートを書く瑠優に
少しだけ殺意が芽生えた。
「ちょっ!シカトー??まじヘコむんですけどー!!」
チャラ男が大声で叫んできた。
も~..どうしよう。
シカトすると
周りに迷惑かけちゃうし..
だからって言って
話したら
メアド教えなきゃいけないし..
私はオロオロと
戸惑っていた。
すると....
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