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-次の日…
「昨日はマジビビったねー?」
苦笑いを浮かべながら
買ってきたプリンを食べる瑠優。
「よく言うよー!昨日私助け求めたのに知らんぷりしたのは何処の誰だか?」
嫌味たっぷりに
私は瑠優をギロッと睨んだ
「だからごめんってばぁー!だって関わりたくなかったんだもん」瑠優はヘニャッと
笑って誤魔化した。
悔しいけど可愛い。
瑠優は
目がクリクリしてて
髪は綺麗な亜麻色をしており
毛先まで綺麗に巻かれた
カールは
どこか上品に見える。
そう。いわゆる男ウケが良いタイプ。
女の私から見ても
めちゃくちゃ可愛い。
「もー!!由梨もなんか言ってやってよ!!」
はっと我に返り、
由梨に参戦を求めた…が
「…はぁ…っ」
何やら重たい雰囲気で
売店名物のプリンパンを
食べていた。
「由梨~どした?…もしかして真人くんと喧嘩でもしたの??」
真人くんとは由梨の彼氏の事。
真人くんは
サバサバした由梨とは
まるで正反対で
いつもニコニコしてて
キラキラとオーラがある
美少年的な男の子。
二人は幼馴染みらしく
中3から付き合っていて
今月で2年と2ヶ月になるらしい。
「うんん…喧嘩してない…んだけど..」
重たい口を開き、
首を横に振り
再びプリンパンを口にする由梨。
「じゃあ…他に何か??」
由梨の目を見つめ
首を傾げる。
すると由梨の
プリンパンを食べる
手が止まった。
そして信じられない言葉を
口にした。
「あのね...私…彰くんに惚れちゃったぽい…。」
「はぁぁぁあ!?」
瑠優と私は同時に立ち上がり
目を見開いて由梨を見た。
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