惚れた理由

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優里の話はこうだった… 昨日補習が終わった後…。 「あっ!やばっ!!教室に携帯忘れてきちゃった!!」 「まぢー?んじゃ、うちら先に下駄箱行ってるよ~??」 そこで私と瑠優は 一旦、由梨と別れた。 由梨は教室に戻り すぐに携帯を見つけた。 戻ろうとした その時.. 何か煙たい... 異変に気付いた由梨は 辺りを見渡した すると ベランダから 煙が見えた。 もしかして火事!? 慌てて ベランダのドアを開け 外に飛び出した。 するとそこには.. 「あ…っやべ!!」 急いで煙草を隠す 男達の姿があった。 何だ。火事じゃなかったんだ。 ホッと胸を撫で下ろし 由梨は帰るため ドアを開けようとした。 その時 バンッ!!!!! 「待てや。おめぇーまさか先公にチクる気か?」 いきなりドアを閉められ さらに変な言い掛かりを 着けられた。 頭にきた由梨は思わず 「はぁ??誰がそんな下らない事言うかよ。」 とバカにした様な 言い方をしてしまった。 それに男達はムカつき 「んだぁ?その態度!!男ナメてんのか?ふざけんなよ!!!」 由梨の胸ぐらを 思いっきり掴んだ。 「ってちょっと待って!!何で由梨私達にその事言わなかったの!?」 「そうだよっ!!初耳なんだけど!」瑠優と私は オロオロ戸惑いながら 由梨を見つめた。 「だって…別に未遂で済んだから…良いかなって…。二人に心配かけたくなかったし..。」 瞳を伏せ、睫毛を揺らしながら 優里は再びプリンパンを口にした。 「未遂…???」 キョトンとしながら 瑠優と顔を合わせ 取り合えず 再び由梨の話に耳を傾ける 事にした。
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