prologue

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「そもそも魚なんか釣ってどうするつもりなんだ?」 「まさか今日のお夕飯かも」 3人目 肩にかかるくらいの真っ赤な髪の毛を頭の両サイドでしばった、ウサギを思わせるようなツインテールの少女 名前は「棗 澄香(なつめ すみか)」 ギルド内最小にして最年少 他の奴らが当てにならないため、幼いながらも金銭面を担当している 澄香は本当に、気付いたら一緒に行動するようになっていた いつ澄香に会って、いつから共にするようになったかは俺は覚えていない それほど自然に溶け込んでいた 見た目に似合わず狙撃の腕に秀でていて、後方からの援護で活躍している 銃は「炉月(ろつき)」という、弾倉数が6発の回転式銃倉(リボルバー)がついた特別なスナイパーライフルを使用している 特別なのは形状だけではなく、エレメントを応用していることもある 炉月は弾をこめる必要が無い
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